外国人モデルのオーディションは「完全に平等」に見えて、実は候補が絞られやすい現実
外国人モデルのオーディションと聞くと、
「誰にでも平等にチャンスがある」「完全にフラットな選考」
というイメージを持つ方も多いかもしれません。
しかし、実際の外国人モデル業界では、選ばれる候補がある程度決まりやすい構造があります。
これは不正や出来レースではなく、日本の制作環境そのものが生み出している現実です。
日本で活動できる外国人モデルは、そもそも数が限られている
まず前提として、日本国内で活動できる外国人モデルには条件があります。
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就労可能な在留資格(ビザ)を持っている
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モデル・俳優・エキストラとして実務経験がある
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日本の撮影現場のルールを理解している
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急なスケジュール変更にも対応できる
これらを満たす外国人モデルは、実はそこまで多くありません。
さらに、
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年齢
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性別
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国籍
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体型
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雰囲気
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日本語レベル
といった条件が加わることで、候補者は一気に絞られていきます。
オーディション情報は、ほぼ同時に複数の外国人モデル事務所へ届く
多くの外国人モデル案件では、
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制作会社
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キャスティング会社
から、同じオーディション情報が複数の外国人モデル事務所へ一斉に送られます。
そして多くの在日外国人タレント・モデルはフリーで活動をしている事が多く、専属モデルではないため(海外から直接ファッションモデルとして呼ばれた、招聘モデルを除く)
同じモデルが様々な事務所に登録している状況のため、早いもの勝ちとなります。(スケジュールが空いていて、タイプの合うモデル本人と連絡を先に取れた事務所が勝ちとなります)
そのため、
「どの事務所に所属しているか」よりも、
**「誰が条件に合っているか」**が最重要になります。
結果として、
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毎回名前が挙がる外国人モデル(会社の社長や重役に見えるタイプはあの人だ!など)
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何度も最終候補に残るモデル
が、自然と固定化しやすくなるのです。
制作現場が重視するのは「安心して使える外国人モデルかどうか」
制作側が重視するのは、見た目の華やかさだけではありません。
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時間を守れるか
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指示を正確に理解できるか
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現場でトラブルを起こさないか
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再現性のある演技・表現ができるか
こうした実務的な信頼性が非常に重視されます。
そのため、
「一度使って問題がなかった外国人モデル」
「過去の現場評価が高かったモデル」
が、繰り返し選ばれやすくなります。
なぜ「どうせ決まるモデルは決まっている」と言われるのか
業界内では、
「どうせ決まる外国人モデルは、だいたい決まっている」
と言われることがあります。
これは出来レースという意味ではなく、
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条件に合う人数が少ない
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経験のある外国人モデルが限られている
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制作側がリスクを避けたい
という事情が重なった結果です。
広告の主流がテレビからYouTube・Webへ移った影響
近年、広告やプロモーションの主戦場は、
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テレビCM
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テレビ番組
から、
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YouTube
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Web広告
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SNS動画
へと大きく移行しています。
この変化により、
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仕事は短期・単発化
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撮影日数は減少
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単価も細分化
しています。
一つの事務所だけで生活できる外国人モデルは、ほぼいない現実
現在の日本では、
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レギュラー番組
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ドラマ出演
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長期イベント
があったとしても、
まだ有名でないのに、それだけで安定した生活ができる外国人モデルはごく一部です。
海外でも実績があり、日本に招聘されているレベルのモデルを除けば、
多くの外国人モデルは、
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Web案件
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エキストラ
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スチール
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VP
などを組み合わせて生活しています。
だからこそ生まれやすい「ビザを軸にした囲い込み」
この現実がある中で、
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よく決まる外国人モデル
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売上につながるモデル
を「押さえたい」という意識が事務所側に生まれやすくなります。
そこで一部の事務所では、
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ビザを取得・管理する
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その代わりにオーディションの際には、(オーディションがある仕事は普通の仕事よりギャラが高い)必ずビザを出した事務所から参加する事の交換条件
という発想がいくつかの外国人モデル事務所から出てきました。(※GAIKEIでは、ビザの対応を一切受けておりません)
外国人モデルから相談を受けることがある実際の仕組み
GAIKEI Models & Narratorsには、外国人モデルから次のような相談が寄せられることがあります。
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ビザは他の外国人モデル事務所が出している
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しかし生活費までは完全に保証されていない
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他事務所の仕事は「一応」許可されている
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ただし
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請求先はビザを出した事務所に通す
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金額に一定のパーセンテージを上乗せさせる
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その説明をモデル本人が他の事務所へ行う
- オーディションの問い合わせが他の外国人モデル事務所から来たら、一旦待ってビザを出した外国人モデル事務所に同案件が来ないか確認のため少し待ち、来た場合はビザを出している事務所から参加する事が必須。
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というケースです。
モデル本人からすると、
「これはフェアなのか?」
と感じるのは自然なことです。事務所が全ての生活を保証していないのに、他の外国人モデル事務所とのやり取りは、本人からすると複雑化してしまう。
GAIKEIは、ビザを理由に外国人モデルを独占しない
GAIKEI Models & Narratorsでは、
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ビザ申請・更新に必要な
「日本で仕事をしている実績の証明」
については、正当な範囲で協力します。
当社では、
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ビザを条件としてモデルを事実上独占すること
(結果として、ビザがビジネスツールのように機能してしまうような運用) -
他社案件における請求や支払いの流れへ介入すること
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他の事務所が当該モデルを起用する際に、報酬へ一定のパーセンテージを上乗せし、支払い先をモデル本人ではなく、ビザを発行した事務所とすること
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外部から見れば、ビザを発行した事務所がモデル・タレントの興行業務を一括して請け負っているように見える一方で、実際には生活費を賄える水準の仕事量や、継続的な興行案件を保証していないにもかかわらず、オーディション等の場面において「ビザを発行している」という理由のみを根拠に、事前に独占的な扱いを事実上の交換条件とするような、一部の外国人モデル事務所に見られる運営手法について、当社はこれまでも、そして今後も行うことはありません。
こうした運用は、GAIKEIでは一切行っておりません。
なぜGAIKEIはこのスタンスを選んでいるのか
理由は明確です。
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一つの事務所だけで生活できない現実
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複数の仕事を組み合わせて活動する外国人モデルの実情
を前提にすると、
ビザを条件に縛るやり方は、現実的でも持続的でもないからです。
フェアでクリーンな外国人モデル事務所であるために
GAIKEI Models & Narratorsが大切にしているのは、
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ビザは安心の基盤
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しかし独占の道具にはしない
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金銭の流れが説明できる
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モデルも制作側も納得できる
という、誰に見せても説明できる運営です。
外国人モデルとビザの現実を理解した上で選んだ、GAIKEIの姿勢
外国人モデルのオーディションで
「選ばれる人が限られている現実」は確かに存在します。
しかしその現実と、
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モデルの自由
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クリーンな金銭関係
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透明なキャスティング
は、両立できる。
GAIKEI Models & Narrators は、適切なワーキングビザを正式に取得しているフリーランスの外国人モデルのみを対象に、厳正な審査を行ったうえで、これまでも、そして今後も仕事の提供を行っていきます。
業界の現実から目を背けることなく、その中で常に最もフェアで透明性のある在り方を選び続ける外国人モデル事務所でありたいと、私たちは考えています。
